娘の意見@弥次喜多

一度は一緒に弥次喜多映画を見た我が娘。
しかし「べつにそれ程好きじゃない。」とおっしゃる。


あの森のバーテンが納得いかない、と言う。
「もう自分は死んでいるのに、幻覚キノコだらけになった妻に
酒を飲ませ続けて、バーなんてやっていて、おまけに他人にまで
それを勧めてるんだよ。
 残念ながら自分は死んでしまって、悲しいけれど、君はそんなに
いつまでもキノコ生やしていないで、なるべく元気に生きてください。
って、どうしてならないかね。」と言う。


私はね、あの場面はとても好きで
今まで見たどんな恋愛映画より(大して見ちゃいませんが)
一番素直に受け入れられた。
だってさあ、最愛の一身同体の恋人とあの世とこの世で別れたら、
深い森で蝶のカクテル飲ませてもらってキノコだらけで眠り続けたい。
それしかできない。それ以外はない。って思う。


しかし、私はうれしいよ。とてもうれしい。
我が娘の意見。こんな母からよくぞ、しっかり健全な
ちゃんとした15歳の真っ当な意見を持った子が育ってくれた。
って、親馬鹿?