2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

初対面の思い出

お姑様の葬儀では、私のあまり面識のない方からも思い出話など聞く。 義姉の友人の話では、演奏会の後の食事会で初めて同席したときに いつのもお姑様の「もったいない星人のエネルギー」が炸裂していて 「食べ残すなんてダメ」と 店のおしぼりが入っていた…

葬儀の写真

お姑様が入会していた男性演歌歌手のファンクラブでは 会員の葬儀にその歌手の名前で供花を贈ってくれるという特典があったのだが なんとお姑様は「恥ずかしいからそれだけは止めて。彼の名の花は求めないで」 という強い希望を義兄夫婦に何度も伝えていた。…

謎の水着写真

お姑様の遺品には写真がたくさん。 大ファンだった某有名男性演歌歌手の写真ももちろんたくさんある。 その中にどういうわけか、その歌手が海水パンツで浜辺で遊んでいる写真もある。 いかにも素人が安いカメラで撮ったスナップ写真なんだけれど。 お姑様が…

それぞれのタフネス

夫方の親族は集合率が高い。 成人した孫達も、その配偶者やひ孫もそれぞれ連れて集まり、 自宅死であるがための警察対応をしたり、片付け物や諸連絡などして、 また各自の職場に散ってはまた集まるなどタフに働く。 義姉は音楽の仕事をしていて、義母の亡く…

ベッドサイドの写真

親族が集まって葬儀の相談や、お姑様の遺品の整理。 お姑様が毎晩使っていたベッドの枕もとの 一番よく見える位置の壁には、うちの家族の写真が飾られていた。 その写真の私も夫も今よりも若く、今は高校生の娘は小学校の低学年で、 中学生の息子はまだニコ…

お姑様急逝

自分の実家の父の見舞いから戻った夜に、夫の実家の義兄から電話。 自宅で入浴中にお姑様が急変。 搬送先の病院に夫と向かったが、すでに死亡確認がされていた。 自宅で毎晩1人でお風呂にゆっくり入るのが大好きだった。苦しんだ形跡はない。 お姑様は80歳…

憎まれっ子

年明けより再入院していた実家の父親の病状が悪化。 医師の説明によると、それはそれはもう大変に厳しい状況。 体には点滴やチューブがつながれ、自力で起き上がる力はない。 意識も低下しているので、話もあまり通じない。 しかし、話の内容はめちゃめちゃ…

思い出して更新

かれこれブログを3年近く続けていて、1ヶ月も更新しなかったのは初めてだ。 毎日更新していた頃は、書かずにはいられなかったという嗜癖性もあったが 書かないで暮らす習慣に戻るのも意外とできるもののようです。 この間に私個人にあった主な出来事といえ…

チェーンソー

隣家のいつも丁寧に整えられた庭には 我が家の庭木がずんずんはみ出している。 以前から気になり続けていたが、やっと夫がその気になり そのためにチェーンソーを購入。 夫と息子と私とでついに2階の屋根より高いヒノキを伐採。 夫はハシゴに登り頑張った。…

これがそうか

NHKにようこそ! 8 (角川コミックス・エース 98-12)作者: 大岩ケンヂ,滝本竜彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/07/26メディア: コミック購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (134件) を見る娘(高2)が相変わらず「描けない様」襲来止まらず絶…

昭和アングラ

風の旅団・劇中音楽集アーティスト: オルケスタ・デル・ビエント出版社/メーカー: インディペンデントレーベル発売日: 2003/09/25メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るちょっとした経緯で少し前に人から借りて聴いていた。 昭和のア…

たぶん大丈夫

本人も私も関係者の皆様もこんなに頑張っているのに 状況が良くならないっていうのは、 病気それ自体が手強く頑張っているからで 誰がどう努力が足りないってことではないんだきっと。 でも考えて何かをどうにかし続けないとどうにもこうにも。 それでもたぶ…

初ゴール

スポーツとは何のかかわりも持たずに暮らしていた夫が 2年ほど前からいきなりサッカー親父に変身している。 自分の息子は小学校を卒業したのに、他人様のお子様達の 小学生サッカーチームのコーチを続行。そしてフットサル場に通い、 コーチ仲間のチームに…

ミナカタクマグス

表参道方面のワタリウム美術館に「クマグスの森」展を見に行った。 南方熊楠は粘菌の研究などをしたアウトサイダーな学者で 変で天才で先駆的で面白い人だという噂くらいしか知らなかったのでこの機会に。 近場でさっくり見れて私のような熊楠初心者にはとて…

大きくなってもいろいろ

息子(中1)は先日ノロウイルスみたいな感じの嘔吐下痢発熱だった。 休み明けて、私が残業をして夫が早く帰宅して世話をすることになったが、 本人のリクエストで夫が与えた食事がカレーライスと餃子。 回復傾向にあった息子は、予想を裏切らずその晩また下痢4…

心が弱っていると

仕事の帰り道に本屋に寄って漫画を買った。 ちょうど自宅の玄関で帰宅直後の娘(高2)と遭遇。 娘も本屋の袋を持っていた。「ああ、お母さん何買ったの? 人間は心が弱っているときって、漫画を買うよね」と娘は言った。 良いことを言うと思った。 1巻がとて…

うらやましい

私より若くて美しくてとても有能な知人女性が髪型を変えて、 温和な知人男性に笑顔で「わあ、綾波レイみたいですね」と褒められていた。 女性は「誰ですかそれ?」と言ってその会話は終了だった。 久しぶりにこんなにうらやましい気持ちになってしまった。 …

偽猫好き

仕事でうかがう家の一部では 自分がとても猫が好きであるフリをすることが コミュニケーションをすすめるうえで非常に有効であることに気付いた。 以前から猫なんてあまり興味なかったんだけれど、 私が好きな人達の中での猫好き率の高さは気になっていたと…

差別的でないことって

職場に届いた利用者さんからの年賀状に、 昨年は(うちのスタッフに会えて)自分が人間として大切に対応された 今まではきちがい扱いばかりされていた、と書かれていた。 でもうちの職場の利用者になるということは 病気だからという絶対の前提があるからで…

プンプン

休日の午前にまるで敵をとるかのような頑な意志で 朝寝を決行中に、電話で起こされた。 近所の本屋からで 「おやすみプンプン 2 (小学館プラスワン・コミックシリーズ)が入荷いたしましたので取りに来て下さい」って 何の話だよ。私が寝ているのに、おやすみ…

カラマーゾフ3巻

亀山訳でカラマーゾフの兄弟を読み返してまだ途中なんだけれども この小説が長すぎてというか、途中の長い議論やなんかにつまづいて 読み進めるのが難しい場合、 第3巻から読み始めるという荒業もありなんではないかと思った。 だって3巻はこう、話の流れ…

大きいサイズ

息子(中1)は体格がでかい。 生まれる前に、かわいい新生児用の靴下を私がデパートで買っておいたが 産院で生まれて退院するときに、その靴下が小さくて履けなかった。 その後順調に成長し続け、そんなにでかい赤子がいるのか、と驚かれていた そのペースで「…

今年も生きていく

正月ですからね、久しぶりに一家4人そろって 私の実家にも行ってきた。 父親は随分体力が弱っている。意識障害も軽くあるようで、 アマゾンで本を買い込んで、みじんこの飼い方だの、野鳥の写真の撮影の仕方だの、陶芸の釉薬だの、チェチェン問題だの様々の…

元旦に自分以外の人がとても偉く見える

あれほど楽しみにしていた紅白歌合戦の途中で寝てしまったお姑様に、 録画しておいたのを元旦の朝に見せたら「あら!森君だわ!」と大喜び。 画面の森進一と一緒に歌い拍手するお姑様。 昨夜から泊まっていても、やはり孫のことはもう分かったり分からなかっ…