大きいサイズ

息子(中1)は体格がでかい。
生まれる前に、かわいい新生児用の靴下を私がデパートで買っておいたが
産院で生まれて退院するときに、その靴下が小さくて履けなかった。
その後順調に成長し続け、そんなにでかい赤子がいるのか、と驚かれていた
そのペースで「学年で一番大きい子」の座をキープし続け現在に至る。
ちなみに最初にしゃべった言葉は「ママ」でも「パパ」でもなく
「おかわり」だった。


そして私は家族の服装を整える能力が低い主婦なので、
息子は大体、体型に合っていない服や、おざなりに用意されたダサイ服を着ている。
正月休みのこの時期に、息子に多少オシャレな服を買おうと
またあまり深い考えもなく思いつく。
そうだ。このために地元の町田ではUSA古着の店がたくさんあるのではないか。
中学1年生にしてはでかすぎる息子といえども、
アメリカ人の皆様から見れば普通サイズであろう。
そして地元で一番売り場面積が大きいと思われる古着屋に行き、店員さんに相談しつつ
ジャケットやズボンを選ぶ。
そこで分かったのは、いくら繁盛しているUSA古着の店といえども、
そこに売られている大半の衣服は標準的な日本人サイズの服ということだった。
店員さんに「来年も着られるようにもうちょっと大きいサイズを」と
何度かたのんで、なんかかっこいい米軍仕様の中古ジャケットを購入。
私の思想信条はどこへ消えてしまったのか。自ら我が子に米軍仕様の服を買い与えるとは。
サイズが良くて、カッコよくて便利で息子が喜んでいるから良いの。
あと、駅近くで何かのキャッチセールスのようなことをしている黒人の若者達って、
すごく身長体重ともに大きい印象があったんだけれども
今日息子と一緒にいたら、おおむね普通の体格に思えた。これが、慣れなのか。