差別的でないことって

職場に届いた利用者さんからの年賀状に、
昨年は(うちのスタッフに会えて)自分が人間として大切に対応された
今まではきちがい扱いばかりされていた、と書かれていた。
でもうちの職場の利用者になるということは
病気だからという絶対の前提があるからで、
俺をきちがいあつかいするな、と主張することは
お前の職場なんかと何のかかわりも必要としない、
お前と会うような用事は何もない、という主張と繋がっても
何の矛盾もない。
あなたにちゃんと聴こえているその声は幻聴であり
あなたのその確信は妄想であると私は考えているんだけれども、
実際あなたはとても大変な状態で生活しているわけで
そこをなんとか、できればあまり辛いことが多すぎないように
生きていける方法を一緒に考えたいんだけれども
それほど素晴らしいことなんて簡単にごろごろあるわけもなく
でもそれなりになんとか今日も会えて良かったね、と続く仕事。