柱頭苦行

先日たまたま家族がつけていたテレビに
「37年間高い木の上の小屋に住み続けて1度もそこから出ず
 家族に水や食料や必要物資を毎日差し入れてもらって
 村人にお布施のお金までもらってそれを家族に与えたりして
 生活している謎の老人」が出ていた。熱帯の国のようだった。


以前読んだ本に「柱頭苦行」というのがあった。
6世紀頃にシリア等にあった聖者の修行方法で
高い柱につけた狭いプラットホームで立ったまま風雨にさらされながら祈る。
後に屋根をつけることなども認められて、40年間実施した人もあり、そこは
歴史的名跡となっているという。


「なんだかよく分らないけれど彼なりの理屈があって部屋からずっと出ないで
がんばっているんだから、時々お金でもお供えしようなね」なんて
近所の人がお布施を持ってきてくれる風習は日本にはないね。