美青年と行く温泉の旅

どうしてこんな優秀で人柄の良い美青年が
女性4人との日帰り温泉旅行の企画をたててくれるのか。
しかもなぜ私がそこに堂々と混ざっているのか。
彼が優しくて育ちが良くて人付き合いが良いせいだと思ったが
ちょっと変わり者なのかもしれないと最近気付いた。


車は山道をうねうねと進み山梨県に入り
小菅村の「ほうれん坊」というところで皆で食べたそばが
とても美味しかったのでメモ。
途中は森の中を少々歩いて滝を見物したり。


徒歩で渡る鉄筋の橋がつり橋になっていて少々揺れる。
件の美青年は満面の笑顔で
広げた両腕の両肩から肘までを水平に、肘から先は上にという
いわゆる、少女のキャピキャピな仕草で橋上で小さな両足ジャンプを繰り返す。
そのあまりのナチュラルなキュートさを目の当たりにし
そういえばこの人も30代も半ばの男子ということを思い出し微妙な気持ちになる。
「ノメコイ湯」という温泉に到着。
混浴でないことを女性4人だけが残念がる。