パンツのセキュリティー

主婦だが洗濯物を干すときは、女性用下着類はどの程度
見えないように気を使うかのが正しいか分かっていない。
息子の友人である小学校高学年男児達が遊びに来たときに見えないように、
私と娘の下着を干す場所を、トイレ前の現地から移動すべきと夫は言う。
えーっ、べつにそんなのトイレに出入りするとき見えるくらいじゃん。
と私が共感できずにいると、
夫は私に「パンツのセキュリティーが甘すぎる」と述べる。何だそれ。

結婚以来、夫にとって「妻と娘のパンツの干され方」というのは
どうも私には無い真面目さで考慮され続けているらしい。


娘が2歳の頃、そのパンツを堂々と窓の外に干していた私に
夫は怒って、「通行人を性犯罪に走らせようとするに等しい」
みたいなことを言う。2歳の子どものおもらしパンツであっても
女児のパンツという、ときめく存在であるということらしい。
「じゃ、オムツカバーは?」と尋ねると
「そんなもん誰が欲しがるかーっ!!パンツだからこその価値だ。
お前は変態の心が本当に分かっていない!!」って、そうだよ分からんよ。
まあとりあえずそれ以来、室内に干している。

そういえば新婚の頃、テレビのニュース番組とかで
一般家庭の洗濯物がベランダに干されているのが映ると、
夫はテレビの至近距離に猛ダッシュして来て、
「パンツあった?」と言って振り返っていたな。変態じゃん。

関係ないけど、ずっと前にデパートの婦人服売り場で
「なんだよ、パンツなんて言って。これ全部ズボンばっかりじゃないか。」
と怒りの独り言を言っていたオジサンには味方したい。