セバスチャンとエゴン・シーレ

ツタヤで2本旧作DVDをジャケ借り。
「セバスチャン」ってどんな人なんだか知らないままに
三島由紀夫の「仮面の告白」を読んだときから気になっていたので、
タイトルとジャケットの写真を見て借りてみる。1971年の映画だ、古い。


  敬虔なキリスト教徒である黒髪の美青年セバスチャンは、
  皇帝のお気に入りだったのに、砂漠地帯の部隊に左遷される。
  みんな肌がつやつやで筋肉が美しく、何故かやたら裸ですごす8人の青年達だけの、 
  その集団だけで孤立したノーフューチャーな生活。もうホモセクシュアルなお戯れ
  くらいしか面白いことがない。で隊長が、片思いを受け入れてもらえなくて
  セバスチャンを拷問したり、三島由紀夫がときめいたあの処刑に至る。
  
いやいやいや、子どものいない隙に見たから良いようなものの、
彫刻のような男子の裸の場面がてんこ盛りで、リアクションに困った。
キリスト教の信仰を守るために死を恐れず」っていうより、痴情私刑に見えるし。
海のそばの砂漠の風景は美しい。




エゴン・シーレ?愛欲と陶酔の日々? [DVD]

エゴン・シーレ?愛欲と陶酔の日々? [DVD]

こっちは娘に頼まれて借りてきたんだが、やはりまず私だけ見る。
娘は「好きな画家は?」と聞かれると最近は、エゴン・シーレと答えている。
なんか美術系高校生って、きっとそう答える子が多いだろうね。
で、こっちの映画は美しい女子の裸体の場面が多い。
エゴン・シーレの描いた絵と彼の短い生涯の映画。
これは高校生が見ても良いんだろうか。女子は良いのか。っていうか画集を
先に見て好きと思う人ならよいのか。お母さんよく判断基準がわかりません。
とりあえず、まだ小学生な息子には不許可。


この両方の映画の音楽が似ていると思いつつ、
見終わって気づいたら、どちらもブライアン・イーノ。