町山智浩さんの続きが読みたい

読み終わった。宮藤官九郎さんは上手いなやっぱり。主題は今までに
しゃべったり書いたりしていた、中学高校男子のカッコ良くはない思い出の
あの路線なんだけれども題が「きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)」って
いうくらいで、面白さがまだまだ続く。
松尾スズキさんの「トラウマンボーイ」は、「本人しばり」っていうお約束は、
こういうものだったのか。現在形の松尾さん本人は脇役。謎の多い芝居のような
ストーリーの続きがとても気になる。
そして意外というか、町山智浩さんの「Who`s your daddy?」がガチで大変良い。
もうひとつの「血と骨」。以前に町山さんのブログのコメント欄に、
父親が在日韓国人だったという理由で、アメリカ在住の日本人である彼に
「チョーセンに帰れ」とかトンデモないアラシが来たときにも、町山さんは
非常に丁寧な返答を書いていたが、ぜひああいうトンデモの人にも
この小説は読んで欲しいと思う。次号で父の民族の裏切り問題はどうなるのか。