パプリカ面白かったよ

息子(小6)を連れて新宿の映画館で「パプリカ」を見てきた。
平沢進インタラクティブライブと同じくらい楽しいアニメ映画だ。
過剰なほど描き込まれ次々と大きく躍動する映像に、
ヒラサワ師匠の華麗な音楽がジャストミートで流れる瞬間の感動。
これは劇場で観て良かった。満足。

今日は公開翌日の日曜日だし、混んでいた。立ち見の人もいた。
客は男性率が6割以上、年齢は30代以降が意外と多そうだった。
賑やかな場面はジブリ映画みたいな絵もあったけれど、ラストの方では
会田誠の絵を連想したりもする。
私は、どっちが悪で愛なんだか混沌としてる方が好きで、
こういう暗黒大魔王敵存在との戦いのようなストーリーは苦手では
あるんだけれども、そこはこれを鑑賞するにあたって考えないことにした。
この悪役は何をしたかったのか、とか考えたら負けだと思う。
映像の力に息を呑みながら音楽の美しさに震えるんだ。
正気を失った人物達の語る言葉が、雰囲気が少し平沢さんの歌詞っぽいのも良い。
あと、アニメだからといって小学生を連れて行ってしまうのはどうかと自分で思った。