ドッグレッグス代表の本
無敵のハンディキャップ―障害者が「プロレスラー」になった日 (文春文庫)
- 作者: 北島行徳
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/06
- メディア: 文庫
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この本は読んだほうが良い。
通勤電車で読みながら電車内で感動して泣いたり笑ったりした。
ドッグレッグスではリングで健常者が障害者をボコボコ殴り蹴り流血させることもある。
凍りつく観客。流血しながらまた立ち上がる障害者。何故そこまでするべきなのか。
そこまでしなくては表現できないものがあること。その熱狂とその先の日常。
愛人と書いてラマンという、あのアル中で女装趣味というふざけすぎのような
小猿のような重度障害者のおじさんと、隆々とした健常者妻との結婚秘話。
今は活動していない「つめ隊」という障害者レスラーが言語障害ボーカルで
「障害者はお前だ!」とシャウトするパンクバンド。
IQが81だったばかりに、80以下なら知的障害者として交付される手帳がもらえず
障害者になれなかった孤児健常者レスラー。
10年前に書かれた本。
見たかったなあ、つめ隊。ラマン一家がこんなに立派なレスラー家族になって感無量。
試合でサンボが負けない姿が見れて良かった。