香川県で讃岐うどん

この度の旅行は元気に楽しく満足の旅で
友人と食べた毎度の食事もすべて美味しくいただいたが、
やはり人生初の四国上陸をしたからには讃岐うどんを食べずに
帰ってはいけないような気がした。
で、評判が良いと聞いた店に寄りそこで一番人気という
冷たいうどんに具が色々載ったのを食べた。
なるほどこれは美味しい。こういうもちもちしたうどんは初めて食べた。
友人とともに「これはぜひ家に帰って家族にも食べさせたいものだ」と思った。
この感覚は今考えるとちょっと不思議な感じでもあるんだけれど。
だって旅行中ずっと、ベネッセホテルのイタリアンとか直島本村のカフェでの
玄米定食とかその他美味しい食事をしていたのに、これを家に持ち帰ってとか
そういう発想はなかったから。
やっぱりね、うどんっていうシンプルさ。
うどんのつゆはシモン人形館&醤油画の見学直後に鎌田醤油に敬意を感じて
そこの売店で買ったし、
あとはこの実際こんなに美味しいうどん屋で麺を買って帰れば
ゆでるだけで完成の満足感充実土産だ主婦の良識ある判断だ。
そしてこのうどん屋の店頭には土産用のうどんとつゆのセットが並んでいる。
よし、これだ。でもつゆはもういらない。
うどんだけ買いたいと友人が店員に言ってくれた。快諾した店員はなぜか厨房へ。
待つ事数分。私と友人には、今ゆであがったばかりの生々しい重みのうどんが
ビニール袋に入れられて手渡された。あああ、ちょっと予想外だった。
自分達は土産に半生麺を買うつもりの遠来の客という認識ではなくて
ここから数分で帰宅可能な近所の主婦的な感じで応対されていたのか。
このナマモノを無事に都内まで持ち帰る事はできるのか。

結果。
楽しい旅行を終え、昼から生うどんを常温で持ち歩き夕方の飛行機に乗り
夜に自宅に帰ってすぐに、その麺に鎌田醤油のつゆとネギをかけて家族に
食べさせたところ「うわあ、おいしい!」と大評判。
このうどん、ひとり分の値段は80円。安すぎの美味しすぎ。