終わった

学校が夏休みに入るまでという契約だったので
保健室の仕事は終わりだ。
楽しかったなあ。高校生かわいいし、教職員やさしいし、図書室良いし。
期間が短かったから、面白いなあとか思っているうちにもう終わっちゃったよ。
先日けがをした子が友達と一緒にあいさつに来てくれた。
けが状態にもかかわらず立派な演奏を堂々とした真面目少女のあの子。
ビジュアル系バンドの若者男子の写真集で盛り上がっていたこの子と
そんな両極端な組み合わせで笑顔で来てくれて。
絶対また文化祭来るから。音楽系もばっちり見るから。と約束した。
ここの音楽系の子は毎年ミュージカルを文化祭でやる。
オーケストラ生演奏つきだったり、基礎からみっちり練習している集団の
歌いまくりだったり。もうねえ、きみたちがやるなら私は普段は自分からは
決して近づかない愛と夢と希望系のミュージカルだって断固熱烈鑑賞する。
今年も何かの曲をCDで聴いて、それを担当の子が演奏可能な楽器ごとに譜面に
起こしてという作業をしているらしい。頑張ってるなあ。


そして最後に美術系の先生に、私が気になっていることを聞く。
現在描きはじめて早くも行き詰っているあのでかい絵は大丈夫なんだろうか。
先生は余裕の笑顔で「あの子たちが描いているのは本当に大きいですからね、
まずそこでそのキャンバスの大きさに圧倒されて悶々として
時間かけて向き合うのが大切で、行き詰まりは今は大いに結構。」
そうか。娘よそれほど思いつめなくてほんとに大丈夫らしいぞ。