へうげもの7巻

へうげもの(7) (モーニング KC)

へうげもの(7) (モーニング KC)

あいかわらず「へうげもの」素晴らしく面白いよ。
娘(高3)と奪い合うようにして読む。
登場人物たちがね、千利休にしても古田織部にしても秀吉にしても、
カッコ悪いところが素敵だ。
侘びとか数寄とか、そういったアートマニアのセンスみたいなものを、
頑張りすぎて勘違いしちゃってダサくて恥ずかしいとか、
でもそれが最上級の目利きとして分かった所で、だからどうしたとか、
でもやっぱりそういうの止められる分けないよ、面白いもん。
1個の渋い抹茶茶碗やら、ただシンプルな曲線が優美な鋳物の馬具が
城1つ分くらいの価値でやりとりされる、相変わらずの業の深さが楽しい。