千石原のススキ

義兄からの発案で、夫方のきょうだい及びその配偶者での
箱根旅行が開催された。
私も夫とともに参加。総勢6名の中高年者。
朝9時のロマンスカー車内でいきなり缶ビールを取り出す義兄。
いや私はコーヒーにしときますって言ってから気付くと
私以外の5人は皆ナチュラルに缶ビールくぴくぴ。
普段やや自分は飲みすぎと思っていたが、まだまだ全然だったよ。


お姑様が亡くなってしまったからね、
なんかこう、お姑様中心のお彼岸尾墓参りイベントのかわりに、
きょうだいで集まってちょっと旅行でも、ってことで。


いろいろいっぱいしゃべりながら巡る。
ポーラ美術館ってコレクションはかなり高そうなのいっぱい持ってるな。
コローもピカソシャガール李朝青磁も。わあ、こんな良いのがここにあるんだ、
金持ちなのかとかひそひそ語りながら見てまわり、
併設のレストランでフレンチのランチ。
なんか中高年の近郊旅行の王道っぽいよ。


9月の箱根といえば、花歳時記からするとススキを見るようか。
今回の6名は箱根はそれぞれ何度も行っているものの
この時期の千石原のススキは見たことはない。
行こうではないか、と決定。



ちょっと遠くから見ると広い丘の全体に白いウブ毛がふわふわたくさん生えたみたい。
広い丘の全体をモフモフなでなでしたくなるみたいな。

ススキの原の中にけものみち的な遊歩道あり。
休日のため、観光客は多いが、
なんせ人がすれ違うのも難しいような細い道。
丈の高いススキやチクチク痛いアザミをかき分けるように進む。
うわーん、とか軟弱に多少歩いた程度で戻ったが
不思議できれいな風景だった。