レディオヘッド@東京国際フォーラム

行ってきたよレディオヘッド
駅から会場までの道に「チケットゆずって」とか書いた紙を持っている人たちが
いっぱいいて、私の席は2階席の後方で、お客さんはもちろん会場一杯で、
本当に本物のレディオヘッドが来てくれたんだよ。


なんかうまく言い表せないんだけど、
普段Ipodとかで耳元で大きめの音で聴いているそれが、
ペカペカした色のライトが派手に光っているちょっと遠い位置から
決して耳がぐあんぐあんとかしない収まりが良い音で聴こえはじめたときは、
本物のレディオヘッドというのはCDとかMP3に存在していて
今此処のステージにいるのはそれを作った影の人なんだみたいな
なんというか現実って何だったっけ的な感覚に自分はなってしまったんだけど。
それでも丸々2時間以上演奏は続き
トム・ヨークはゆらゆらと演奏し歌い、楽器に触れずに歌う時は
不思議なクネクネとした踊りをおどり。
「遠い異国の皆さんも知っている曲を選んでお届け」というよりは
自分達がやりたい曲を聴かせてあげよう、って雰囲気があって
写真撮影してる人なんかもいて自由っていうかのびのびと時間が過ぎる。
レディオヘッドの曲は、安らかな死のイメージとか、切々とした生のイメージとか
だるさとか元気さとかが共存する印象が自分にはあって(詳しい事は知らないが)、
それが今ここで私にも大勢の人たちにもレディオヘッドは本当に来てくれていて
ゆったりといっぱい聴けて、幸せだなと思ったのでした。