ロッキングマンモス

東京都現代美術館の「サヴァイバル・アクション」という
新収蔵作品を中心にした展示を常設展示室でやっているのを
会期終了近くでやっと行けた。
ヤノベケンジのロッキングマンモスを見た。

スクラップの金属の象くらいの大きさのマンモス。
ヤノベケンジが構想を語る短いビデオも会場で上映。
20世紀の廃材でできたマンモスはダンボのようにヘリで吊るされ名古屋万博の会場から出て
黒煙をあげてガシャンガシャン4足歩行して21世紀の名古屋の町を恐怖させ
船でシベリアに運ばれて永久凍土に埋められて1万年後の発掘を待つはずだった。
計画は中止され、どこにも動かない揺れるばかりの21世紀のマンモス。
ガスマスクのミッキーナイトを背中に乗せて。


マンモス。歩いて欲しいな。ガシャンガシャン。酷い音と黒煙とオイルを撒き散らしながら。
恐怖と生存欲求と未来感と笑いと高揚感を満載して。最高にカッコよく。


この展示は入って最初に島袋道浩が、自分で明石でとったタコに
東京観光をさせる映像作品があって。やっぱりいいなあ。