平沢進「点呼する惑星」インタラクティブライブ

やっぱり行ってきたのだよ。
もうさあ、年度始めのこの時期に
木曜日・金曜日・土曜日の三晩でさ、場所が江戸川区の総合文化センターだよ。
都心からも駅から遠いしさ。仕事終了後に開演時間までに行けない。
なんですかその最初から異常に高すぎるハードルは、って感じですよ。

もうそんな無茶を要求されてもって、ぷんすかして
券は買わずに不参加のつもりだったんだけど。
なんかSP-2が踊るらしいとか
いろいろ気になる情報をきいてたら、思わず我慢できずに当日券で鑑賞。
で、行ってみたら楽しいの。やっぱり。
インタラクティブライブも、もう十分に練れているっていうか
安定感があるのよ。全体になんか余裕な感じ。
客席から立たなくて良いから客も疲れていても安心。
SAUTもあるので、騒ぎたくても安心。
平沢さんのライブではいつもそうなんだけれども
「私は気付いていなかったけど、この曲は実はこんなに良い曲だったんだ現象」も。
美しいSP-2さんと一緒の「セイレーン」とかね。うるうるだ。
P-MODEL曲の「論理空軍」「ENOLA」を快調に歌い上げる平沢さん。
ENOLAはやっぱり、傍らで腕を上下に大きく振って煽る小西さん福間さんの
幻影が見えるようで、大喜びしながらもちょっと複雑な気持ちになる。

私が行った日は物語は「バッドエンディング」となったが
それもまた良し。
ちょうど私のいた席は会場の後方で、オペレーション機器のコーナーの
隣だった。舞台はちょっと遠いけれど、スタッフの操作している画面も
見れてそれも面白かった。
なんかテルミンぽい感じのシンセ?
もう、例によって変態上等っていう態度で妖しい動きで奏でる師匠。
かっこいい。