毛皮のマリー

これはね、娘と結構前から行こうって言って、チケット買ってあった。
寺山修司原作。美輪明宏主演・演出「毛皮のマリー」。
銀座のテアトルの舞台で見てきた。


もうね、私はこれで一生分の美輪明宏を見た気がする。
満腹です。麿赤児は別腹です。


この芝居の狙った客層はどこなんだろう。
満席だし、中高年のご婦人が多いんだけれど。
寺山修司の映画の客層とは違う。
舞台がなんか妙に親切っていうかベタな感じになっていたり
宴会芸的なのりがあったり。
そしてオーラの泉をテレビで見ている客層を狙ったにしては
ビジュアルは寺山世界だったり。
美輪さんの最後の白いロングドレス姿は
謎の予備校ポスターの「みすず学院」の卑弥呼様にちょっと似ている。
生きているものは強い。