「THIS IS IT」におけるドンペリ

「おまえは映画館に行くほどマイケル・ジャクソンが好きだったのか」と
きかれたら口ごもってしまうんですがね
なんか新年早々のお出かけでこれは、楽しそうで良いと思ったので
娘と一緒に行ってきた。おもしろかった。マイケル凄い。
ババンとお金をかけて才能に恵まれた大勢の人たちと
ノリノリで作るエンターテイメントって
こんなに豪華でキラキラしてて、もうびっくり。
ダンサーのオーディションとか凄いんだよ。
もうね、実際に私なんか遠目にだって1回も見たことのないような
若々しくてボンキュッボンなセクシーダイナマイツな美女や
ムキムキでツヤツヤな肉体の夢見る瞳の青年たちが
地球の裏側からまで大挙集結してその全員が目も眩むような
完璧なダンスを全力で踊って、その中で誰が選ばれるかって。

うちの娘の最近の造語で言うところの「ドンペリの背比べ」。
日常生活では絶対見ることがない最上級の特別素晴らしい者同士が
互いに「これでもか」と天まで届くような高レベルの決戦をしている状態。


リハーサルでのマイケルの話し方がいつも落ち着いて静かな調子なことと、
資本主義的大量消費生活の国の象徴的存在ながら
地球環境について無邪気というか素直な主張をスラっとするところとか
複雑で魅力的だなと思った。