そういう素敵な表紙

先日の平沢進ライブの1日目で
会場の出口でバッタリと高校の同級生のMちゃんに
10余年ぶりに会ったときの話。
再会が本当にうれしくてうれしくて
Mちゃんの友達も一緒に居酒屋に寄った。
Mちゃんはとても元気で
現代日本で通りすがりの同年齢の男女を100人くらい集めても
きっとその中で一番健康だと思う。すばらしい。


以前に会っていた頃、Mちゃんは油絵の個展を時々やっていた。
大きいサイズでのびのびとした抽象画。
その中の1枚が、しばらく前に出版社からオファーが来て
ある本の表紙になったという。
その本はスカトロ関係のわりと立派な感じの本。
その道の情報を求めている人にとっては大事な本なのではあるまいか。
今回そのことを知って私は久々の大笑い。
確かに彼女の作品で印象に残っているそれは
褐色でなだらかな曲線に囲まれた形の…なるほど。そうとも見えるかも。


「私はそんなつもりで描いていたのではないのに
 みんな私のあの絵を、う○この絵だと思って見ていたのか。
 私はう○この絵を描いて展示する人だと思われていたのかい。
 私の絵はう○こなのかい。」


Mちゃんはとても元気な大声で居酒屋内で上記の発言を繰り返し、
その本のタイトルのわかりやすさと潔さが相まって
やっぱりMちゃんは本当に素敵な人だ。


帰宅してネットでその本を検索したら表紙の写真が見れて
明確にスカトロ関係な題と彼女の絵。
それが不思議なくらい気品があってとても良い表紙だった。
しかしこれをAmazonで購入してしまったら
今後「midoridou様におすすめ」のリストに、それ系が並んでしまうのかい。怖い。