益子陶器市は楽しかったよ

栃木県益子町といえば浜田庄司などで知られる益子焼というか
陶芸の産地で、もちろん一年中陶器はたくさん作って売っているんだけれど
毎年5月の連休と秋には陶器市を盛大に開催する。


亡父の工房もまだここにあり、今年は私も夫も子も随分久しぶりに陶器市に行ってきた。


東北道から北関東自動車道



まずは益子の中心地から離れて奥へ



亡父の工房で母親が出迎えてくれた。
母は時々来ていても、私は何年前にきたのか。




10年以上前の陶器市のイメージでは
いわゆるオーソドックスでお手ごろ価格の益子焼の湯飲みや皿をまとめ買いする客、
その合間でオリジナルな自作陶器を売る若手作家
奥で控える有名作家の作品という感じだったんだけれども。
なんか今は従来型の益子焼らしいものの割合は更に減って
年齢層が広い美大の文化祭っぽいていうか、アートフェス的な印象のところが増えていた。

あちこちで道沿いに露店がたくさん出ている。
陶器のほかに、骨董品、工芸品、食べ物などいろいろ。



観光客に公開している登り窯。

このへんはわりと昔ながらの陶器市のイメージのものが多い。


益子町は、いちごの産地でもある。
いちご100%ジュース。
お客さんはとても大勢いるけれど、もしかして作家がひとつひとつ作った陶器より
いろいろ楽しい食べ物の屋台の売り上げのほうが良いなんてこともあるのか。


このあたりは若手作家のテントが集まっている
作家1人が1つのテントを使っている方式の店が多い。


藍染の工房も見学できる
タタキで藍を煮ている。

綿花をこれから布にして藍で染めるとのこと


盛大なカエルの声を聞きながら益子で一泊。
亡父の工房の今後のことは母親がじっくり考える。
母親はしっかりしていて元気だが、車が運転できないのが不便。
益子は魅力的な陶芸作家さんがたくさん活動していて良いところです。