着るのか?

小田急線の大和駅の両側の遊歩道では
毎月「骨董市」があるらしい。
私が行ったときにちょうど開催中だったので初めて寄ってみた。

骨董っていうのか、なんて分類すればよいものなのか
いろいろと古いものが、それぞれの出店で売られている。
熟練しすぎた売り子たちによる各々独自の方向で進化してしまったフリマ…的な。
古いガラス瓶とか、古い金属日用品とか、何かこれから美術作品を
制作するためにこういう材料を探している人にとってはとても良いのかも…
お客さんは大勢いて、その中のかなりの割合が60代70代と思われる
ハンドメイドらしき「和服をリメイクして素敵なブラウスにしました」
「着物の古い帯がおしゃれなバッグに変身」という感じの装いのご婦人。
私はこれだけのまとまった人数の「着物調の洋服」の人たちを見たのは初めてかもしれない。皆様なんだか元気が良い。
確かに古い着物や帯を売るテントが多い。
そして古いコケシを売る店が何件もあって、古くて茶色く変色している大きめのコケシとか、
あれも意外と売れるということを知った。
人が求めるものっていろいろだなあ。
でも割れてしまっている陶器とか、買う人いるんだろうか。

と、さらさらと見て通って帰ろうとしたところ
またなんか変なものを売っているテントがあってのぞいてみる。

アジアの民族服とかアフリカっぽいお面とか
ロシアかどこかのイコンとか、なんなんだこの組み合わせは…
と、ぼんやり眺めてしまっていたら店のおじさんに
タイの山岳少数民族の服を「サイズが合うはず」と試着をすすめられ
ついうっかり購入してしまいました。

藍染の服の裾にはこんな鮮やかな刺繍。
どうするんだろうか、いつどこで着るんだろうか私は…