遊園地再生事業団「トータルリビング」

宮沢章夫さんのエッセイは愛読しているが
遊園地再生事業団の公演を見るのは初めて。
大塚から都電に乗って、にしすがも創造舎へ。


こんなお天気が良い平日昼間の路面電車
なんてゆったり快適なんだ。




にしすがも創造舎。学校の教室を再生したカフェ。




ひなたのオープンカフェでチキンカレー
美味しうございました。


それでですね、「トータル・リビング」は
少女アイドルの自殺から3年たち、チェルノブイリの事故があった1986年と
震災後の今とか同時進行というか繰り返しというかで進み
そこに、忘却とか欠落とかキーワードがきれいに並べられている。


上手く作っているんだというのは良いとして、しかしこの作品は
これで良いんだろうか。もっとこの先に進まなくて良いのか。
確かに私はずっと前からいろいろ忘れて、忘れたことも忘れて
考えなくてはいけないことも考えていないことだって忘れる。


しかし現実に震災は起こってしまったし、原発はまだ現在進行系で
超まじどうしていいかわからないんですけど状態が継続中で
そんな中で自分の気持ちの置き方とか、腹をくくったような気分とか
そういうのを確認するために震災に関した表現活動を見るっていうのは
やっぱり自分の中にもあるわけで、その点で今回のこれはちょっと
もにょもにょしてしまう。