仮面の告白

仮面の告白 (新潮文庫)

仮面の告白 (新潮文庫)

最近ちょっとしたきっかけで読んでいた。
私は日曜日に遅く起きて、そのまま洗濯も朝食の支度もせず
パジャマのまま布団で三島由紀夫を読んでいるのが最近一番心地よい。
これを職場の飲み会でつい語ってしまい、もう言うまいと思う。

やっぱり三島由紀夫の文の美しさ全開で
同級生の男子の脇毛への少年の目くるめく情念とか。
少年の性的目覚めと聖セバスチャン像の男らしい肉体からの流血。
大満足で読めるんだが、最後まで読むと
成人して初体験のために買春しようとしてうまくいかなかったからって
そんなんで半生振り返って一冊書くのもどうよ。