キリスト教禁止

相変わらず長時間大人しく座って、時々謎の質問を楽しそうにする息子(10歳)。
例によって何の前置きもなく「伊藤マンショとミゲルは、そしてどうなったの?」
と来た。おいおい、その名前が出るってことは天正遣欧使節について記載された本を読んだということでしょ。自分で続きをじっくり読んでくださいと冷たい対応をした。
だって、僕が読んだそのドラえもんの歴史の本には詳しく書いていないんだよ、と息子。
読みやすい本には詳しいことあまり書いていないし、詳しい本は読むのがダルイ。
そんなありがちな理由でその解決を母の一言解答に求められてもなあ。
そして息子の、次の質問はすごい。
キリスト教って今でもあるの?なに人がやっているの?」
先月いとこの結婚式があって、チャペルで一緒に賛美歌を歌ったのは忘れたのかね。
ただそのイベントでキリスト教信仰を感じ取れというのもなあ。
家の近くの十字架を掲げた教会の存在は知れども、キリスト教の存在自体はそこの前の道路を通っただけでは確認しがたいしね。
そして。更に凄いのは僕は「キリスト教禁止」という看板を絶対見たことがあるという息子。
これには私も爆笑。
本とか漫画とかじゃなくて、どこかに自分が出かけたときに確かにそういう看板が設置されていたという。
キリスト教禁止」の他には、そこにはどんな看板があったのか
その向かい側に「イスラム教禁止」の看板はなかったか、
それとも「英語禁止、海外渡航禁止」とか「全員仏教」とかは見かけなかったか聴くが
「僕が見たのはキリスト教禁止で、他にどんなのがあったか覚えていない」という。
息子はなんで微妙なミラクル世界にいつの間にかいるんだろう。