因業爺

「実録 因業爺の罵詈雑言の日々〜本日も世界と闘争中」
いっそこんなタイトルで、実家の弟は父親の言動をブログに書いておけば
わお、すげえな。って感じで他人事っぽく、少し気持ちの整理がつくのか。
今日は久しぶりに実家に行ってみたんだけどね。
まあ証言によると、すごいんだわ。父親が。
数年前に大病をした病弱老人なんだが。
もともとその傾向はかなり強かったんだけど、もう内面がね
不満が燃え盛っちゃって激しい大噴火状態。毎日が怒りの大嵐。
同居家族への連日数時間に及ぶクレーム。会う人、会う人への呪詛。
正論と特異な論理展開をミックスさせた長時間の大演説と糾弾。
家族へろへろ。数多くの決裂。
凡庸な客ではない俺様がダメな店員を教育してやる俺の知識を拝聴しろの演説。
同居家族への連日の次から次への無理難題要求。
それでいて強靭な被害者意識。恫喝。見捨てられ不安。怨念。
世界に正義をとの使命感。賛同賞賛の不足への憤り。

いや、めちゃくちゃですわ。
同居家族がへろへろながらも持ちこたえているのが驚異。
で、父親の噴火活動が活発化の最高潮を迎え、
今朝から病身を怒りのエネルギーで満たしながら愛車を運転して
出て行ってしまったよ。その報告をきいて私も実家に行ったわけ。
まあ家出っていうより、病人怒りの一人旅ですかね。
今後の成り行きを気にしつつ、なるべく普通に暮らすよ自分は。他にどうするって。