鬼のキック・ザ・カンクロー

クドカンってば今夜のラジオで港カヲルにイヂワルだったな。
ずいぶん前にカヲルさんに顔面殴られた話は何かで読んだことがあったが、
なんで今夜の放送は何度もその話なのかな。
先週の放送では、楽屋入りのときにファンに何か言われて自分は不機嫌になったとか、
いつもに増してバイト君のダメ話とか、くんく生理痛なのかしらって感じだったけど、
今夜は鬼っぷりが更に倍掛けだったよ。
メタルマクベスの脚本を書いている途中だという話で、カヲルさんが
自分にもセリフがあるか聞いたら、出演するんだからセリフ無いわけないし、
みたいに怒ってるし。カヲルさんの歌がすごく下手って、魂のツアー中の収録で
疲労がムカつきを増殖させていたんだろうか。
自分は大人計画の仕事をずいぶんした後からやっと
正式に団員だと松尾スズキに言われたが、カヲルさんは実はまだ本当は団員では
ないのでは、とか不安をあおる発言は繰り返すし。
それでいてクドカンは、客演した劇団からもしもカヲルさんが
軽く扱われていたら、それは自分は怒る。とか言っているし。

これはアレだね。
自分の好きな人に、力関係で自分が上であることをアピールしつつ
イヂワルを言って不安にさせて、さらに過去にその人が自分にしたことでの
罪悪感を持たせて、そして
「でも俺以外の人間が勝手にお前を貶めるのは俺が許さない」と、
こんなにイヂワルをする自分は、同時に唯一あなたを守り理解できる人間だ。
っていう。いわゆる、Sの花道ですな。

宮藤官九郎の面白さって
フニャフニャかと思うと、シャキっとしていたり、
ガーッっと元気だったり、こんなに酷いSさんだったり。
それが作風に出ているから魅力的だ。
内田樹教授が「解離性人格」とタイガー&ドラゴンについて書いていたのを
思い出す。