祖母の葬儀終わる

92歳で亡くなった祖母の名前と、その息子の嫁は偶然同じ名前。
嫁は結婚して夫方の姓となったので、嫁と姑が同姓同名となった。
ややこしいから、ということで
とても一般的なその名前を嫁の方が、珍しい読み方にする通称を名乗った。
結婚で姓が変わって、名前も読み方が変わったということ。
今考えると、何でそんな強引なことをと思うが。
以来約40年。嫁はずっとその通称ですごしたが、
このたびの祖母の死去で、彼女は再び本名に復帰する。
おばあちゃんが亡くなってさみしいけれど、
本名復帰することは、本人がうれしそうで良かった。
今までやっぱり、いろいろな思いがあったんだろうな。

祖母の結婚は、昭和初期の銀座のデパートガールの、富豪の御曹司と職場内恋愛結婚。
嫁入りした当時は(早くに亡くなった)祖父の家は
大正時代から、テニスコートと温室と茶室と梅林のある家だったそうだ。
玉の輿のはずだったのが、三人の子を残して、夫は若くして病死。
そして編み物業界細腕繁盛記。
そんな話など親戚の面々から聞く。