ちょっと板谷ファン

古本で買ったゲッツ板谷の文庫本「板谷バカ三代」を読む。西原理恵子の漫画付き。
古くからサイバラの漫画に出てくるこの人は、お気楽巨体暴れん坊で、
すげえよコレ、って思うが、この本ではまたゲッツ板谷自身を上回る、
家族が次々と起こすおバカ事件の実録。
いいなあ。バカでもダメでも恥でも、笑っている場合ではない事件にあっても
元気に生きているよ。
駄菓子を主食にしていて、一ヶ月に7万円を駄菓子に使う30代の弟セージ。
なぜか古いパンストを帽子として頭に被っている祖母。
勝手に住み着いている謎の老婆、秀吉。
調子に乗って、一斗樽を持ち上げてその酒をガブ飲みして倒れる父。
そんな家族がもめながらも愛し合って暮らしている。
でも巻末の解説によると、おばあちゃんもその後亡くなったとのこと。
その後の板谷家について書かれたものも出ているようなので、
またそれも読みたい。