占いなんか

久しぶりに仕事のあと、年下の同僚と寄り道して2人でビールを飲む。
現在進行形の恋愛問題語りなど聞く。
血液型の相性だとか、占い師に言われたことなども含め彼女は語る。
私はね、実は、自分が気に入っている女子が、
恋愛に悩んで占いを信じる様子を示すと、いたたまれない気持ちになる。
ダメ男に慕われて付き合ってしまう、きっぷの良さを持ち合わせ、
しかもこんなに日々よく働いて、こんなに魅力的なキミを、
ちゃんと大切にしていない男なんかねえ、占いのオババが何て言ったって、
雑誌の占い特集で面白おかしくライターが何か書いたって、私は許さんよ。
キミがとても素敵な人だということを全然知らないヤツがする占いを、
キミがあっさり信じてしまうのが、ファンである私は寂しいのよ。