小6女児は怪談にびびる

小学校の保護者会。息子の担任は24歳体育会系男子。熱血。
相変わらず明るく元気に頑張っている先生だが、
女子への対応が悩みだとのこと。
男子と同じように叱ると落ち込んで泣いている女子がいるとか、
水泳の授業で指導のため女子に近づくととても嫌がられてしまう、とか。
そうだろうなあ。なんかそういう新人男子教師の悩みは、青春っぽくて
爽やかだねえ。

そして修学旅行のとき先生が撮影したビデオを教室で保護者の皆と見る。
今回泊まった日光の某旅館の名物。それは女将さんの語る怪談。
それはこの近郊の小学校教師達にはすでに常識となっているくらいの、
必ず子供達の何割かが泣いてしまう、怪談名人の女将。
いやあ、凄いね。
この先生らしく話の前後がばっさりカットされていて、何がそこまで恐ろしいのか
よく分らないんだけれども(うちの息子にたずねてももちろん要領を得ない)
とにかく、女将さんがオチの「ぺたっと窓に張り付いていたんですよ」と
語った瞬間、50人余りの子供達が一斉に電撃に弾かれたように体をピクっとさせて
畳にうずくまった。先生の解説によると女子の3分の1は泣いてしまったという。
続いて「では第2弾」と語りはじめた女将に
マジ泣き号泣の女子達の声が被さり、第一弾のみで終了。

それに引き続いての男女ペアでの「肝試し」では
日頃は男子と女子で仲良くないクラスなのにもかかわらず、全ペアがしっかりと
手をつなぎ合っていたとのこと。
それを語る先生は大変にうれしそうで、つまり日頃果たせなかった
先生のリベンジを女将さんが果たしてくれたということなのかな。
あれだけ泣いていても「怖かったけれどおもしろかった」っていう感想。