かんぱちゃん

木曜日はコンビニに寄って、週刊文春宮藤官九郎のコラム
「俺だって子どもだ!」を立ち読みする習慣。時々忘れるけれど。
これが毎週面白いんだわ。
子育て日記、又は自分と我が子との生活をテーマにした文章や漫画は多々あるが、
このコラムはクドカンの良さが一杯で、
ああ、もう、大好き。と立ち読みしながら私は満足で独語してしまいそうになって、
コンビニさんどうもすみません、と思ってなんか食べ物とか買って帰る。


なんかパパになりたての新鮮な感じで、かんぱちゃん(仮名)を
夫婦で初めて小児科に連れて行ったときの話とか、
「ごく基本的な対応で、こんな初々しく純心に喜んで下さる患者と親御様。
 こんなお客ばかりだったらなんて幸せなんだろう」と、職業人の自分の方が
遠い目になってしみじみ笑ってしまうほど、良い味だ。

一歳半近いかんぱちゃんをクドカンが1人で近所の公園に連れて行って、
公園にいる他の見知らぬ子連れ主婦達とドギマギと会話する話とか、
そんなこんなの話がちゃんと毎週楽しめる。
クドカンって「面白がり上手」な人なんだと今更また思った。
自分から見たまだ赤ちゃんの我が子の面白さ、そこにいるときの自分のおかしさ、
奥さんのしていることの面白さ、そしてそれを見る冷静さ。