パプリカ読んだ

パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

新宿の映画館で先日「パプリカ」を観たときに、
平沢進師匠のサントラCDと一緒に、原作の文庫本も買ったのでした。

やっぱりねえ、アニメーションとか特撮とかで思いっきり
場面転換や変身や美女の大活劇を、てんこ盛りにした作品を作ってみたい人には、
まさに夢のような憧れの娯楽小説だと思った。
映画での恐怖のパレード、夢の世界が増大して侵食してくるイメージは
原作の勢いを鮮明にしたようだ。
そして原作のパプリカは映画よりずいぶんエロかった。
そのエロが非常にオヤジ臭がきつい。
オヤジ達のダダ漏れの願望を裏切らないヒロイン。

こういう戦闘ヒロインものについては、紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)斉藤美奈子さんに
また語ってほしいと思ったら、この文庫本の最後は彼女による解説が付いていた。やるなぁ。

パプリカ オリジナルサウンドトラック

パプリカ オリジナルサウンドトラック