ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド

娘(高1)に誘われて渋谷で見てきた。
イギリスの辺鄙な岬で育った美少年なシャム双生児が、
プロデュースされてロックスターになり、腹部の一部が結合したまま
つながった1人がギターでもう1人がボーカル。パンク。叫ぶ歌。
えらくカッコイイ。でもすぐドラッグ漬け。
内臓も一部共有。でも別々の心。1人が静かなバラードを作って歌うと
もう1人がそれを攻撃的な叫びの歌に変える。そして2人で激しい歌を続ける。
心は複雑に絡み続ける。

ドキュメンタリーのような作りの映画で、とても魅力的なシャム双生児の、
上手くなくても怒りと切なさの熱い危ういバンド。
ただラストは私はどうも納得いかない。
熱狂は加速してボロボロになったらもう続けることはできやしないのだが。

なんか娘も私も、わりと満足。


あと娘には、ライズ前での待ち合わせに道に迷い、
日の暮れたセンター街で超短いスカート丈の制服で1人で半時間
彷徨うことはもうやめて欲しいと思う。