ベトナム戦争も説明できない
- 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 73回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
浅野が若い日本人フリーカメラマンで、ポル・ポト派が政権をとる少し前の
カンボジアで危険な取材をするが、なかなかうまくいかない。村の人達と
仲良くなるが、田舎で穏やかに暮らしているのにやはりそこは戦地、元気に
笑っていた子が一瞬後には地雷を踏む。
しかし、うちの娘は物事を知らないので、「これはカンボジア?
何が何と戦っているの?ベトナム戦争って何?どこにあるの?」とか私に聞く。
私も親なので「自分でググれ」と言って逃げてしまうのは当然いかんと思い、
お母さんが無知なる娘にきちんと解説して聞かせようと思う。
が、しかし
「ポルポト派は医者や大卒はもちろん子どもまで
自国民の空前絶後の大量殺戮をした大変に恐ろしい者だ。」
「ベトナム戦争は、ロバート・キャパの写真で見た民間人への爆撃とか、
ジャングルの枯葉剤でベトちゃんドクちゃん。サイゴンはホーチミン市になった。」
なんか、これ、その時々のテレビや新聞の記憶に残ったところだけ繋いだ話に
なっちゃって、経年的な各国の関係とか流れを追って説明しようとしても、
自分は子どもの頃はまだ北爆をやっていたのは記憶しているのに、
その後もわりと関心は持ち続けていたはずなのに、
だめだね。思ったより馬鹿だね自分。
本棚からこの目で見たカンボジア (1979年)を出してながめる。
ポルポト怖すぎて、いったい何故そんな大惨劇が起きてしまったのか
余計に分らない。
娘は「漫画で読めて5分でわかるベトナム戦争とカンボジア」とかないの?
とか言い始めるし、そこで思い出したのは、ゲッツ板谷が
世界で唯一のアメリカに負けなかった国ベトナム戦争の流れを、
立川の暴走族同士の抗争に例えて強引に簡略に解説したやつ。
- 作者: ゲッツ板谷,西原理恵子,鴨志田穣
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/12/25
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
ジャングルでシンナー撒いたんだ」とか笑顔で言っている。だからやっぱり
これ暴走族に例えないで解説したほうが良かったと思う。