何を読むか

なんとなく古本屋で買って読んだ思想家志願
面白いところもあったから最後まで読んじゃったんだけれども。
鉄コン筋クリートall in one (ビッグコミックススペシャル)のシロが言っていた
「人の悪口を言うと自分の胸のここんところがね、カサカサしてくる。」
っていうのはこんな気持ちかもな。
私はいろいろ読むのは決して嫌いではないし、考えずに生きることは無理なのは
当然のことだし、みんなわかり合えるはずなんか全然思っていないけれど。


この本の最後のほうの、「古い教養体系の読書」の話はかっこいいな。
大量消費型の読書とは対極の、生涯繰り返し読み暗唱し体に刻み込むような、
聖書とかドン・キホーテとか資本論とか
ほんの数冊だけの本を手元に置き汲めども尽きぬ泉のように大切にする読書。
私には無理だけれど。
本は数多く読めば偉いとかじゃないよな。もちろん読まないほうが偉いんでもないが。
私も近日中に少し本を処分して減らすことにする。
真っ先にこの本から処分。