読んだ本読んでいない本

通勤時間が長くなったので電車内でわりと本が読める。
混んでいる時は無理だけれど。
押し合いながらやっと文庫本を広げられる場所が確保できても
初期老眼なので、本と自分の顔の位置が近すぎると読めなくてがっかりだ。

hon-nin vol.03

hon-nin vol.03

予想以上に銀杏BOYZの峯田君の新連載が良かった。
青春の混沌の糞のような美しさって、ほめすぎか。
なんか私は最近そういう系統に弱いのかもしれない。
町山智浩さんのは、緊張感が増して読んでいてドキドキする。
麻生久美子インタビューその他連載がそれぞれ面白くて
松尾スズキさんのトラウマンボーイの続きがやはり休載だったのにも
気づくのが遅れてしまった。


[rakuten:book:10038688:image]猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)
今まで実は読んでいなかったので、今更読んだ。
なるほど、平沢進師匠も村上春樹さんも面白いと推すだけあるわ。
若いときにこれを愛読すると、ものごとの考え方が変わる気がする。

予告された殺人の記録 (新潮文庫)
ガルシア・マルケスもまだ今まで読んだことが無かった。
ねちこちねちこちした文章に捕まって夢中で読んでしまうな。
特に面白いかって聞かれれば「そうでもない」って答えるだろうが
そのわりにこの集中力を招く文の力がすごい。

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性
これは一体いつ読み終わるのか私。
面白いんだけれど、この重さのものを通勤電車に持ち運ぶのは無理だし。
ベッドの脇に読みかけのまま置かれて数ヶ月。
電車以外の場所で読書をすることがどのくらい可能なのか。
電車用にもうこの本を分解して1章ずつ持ち運ぶ決心がつけば解決だが。