青春と変人
息子(中1)が珍しく長く私に語ってくれた。
「中学生になると、青春の人と、変な人、の二種類に人は分かれるんだよ。
それで小学生サッカーチームでも活躍していたK君やY君は青春なんだよ。
青春の人は女子とも普通にしゃべれて、女子に本を普通に貸してあげたり
できるんだよ。
僕とか僕と普段よくしゃべっている人達は全員が変な人なんだよ。
変な人は何かあってもノーリアクションだったり騒ぎすぎたりしちゃうんだよ。
そしてなんかネガティブなんだよ。
青春の人は、変な人に、わりと気を使ってくれているんだよ。
小学生サッカーのキャプテンだったO君はカッコイイけれど
青春が9割で、変が1割入っているんだよ。
青春と変の他に、それ以外、っていうのもあってそれはその人だけのもので
それは青春とも変とも違うんだよ。
T君は青春5割で、それ以外が5割。
僕は変な人が9割でそれ以外が1割なんだよ。
でも女子のSさんやAさんなんか、それ以外が10割なんだ。わからないんだ。
青春の人はちゃんと会社員や公務員になれて、
変な人は漫画家やニートになると思う。」
息子よ、なんとなく私が薄々感づいていたことをついに言語化したね。
でもな、会社員になるよりも漫画家になるほうが難しいと思うよ。
そして中学生や高校生のときに青春らしくなくて変だった人は
その後に意外と面白い人になっていて、うまくいくことも結構あるんだよ。
「じゃあ、お母さんはオタクの人でサラリーマンをちゃんとやっている人を
知っているの?」と息子に問われ
知ってる知ってる、公務員でも教師でも医者でも患者でも知っている、と豪語。
しかし考えてみたらキミの父親がそれを体現しているじゃないか。
私は明るい青春らしくない若者が好きなんだよ。あ、それで息子がこんな状況に・・・。