六本木クロッシング

六本木ヒルズ森美術館に娘(高2)が行くというので一緒に行った。
2年前にはマジで当時中学生の娘がはぐれてまさに
ヒルズで遭難」状態になって往生したものだが、大人になったよ。
もうちゃんと森美術館はたどり着けるよ。
若い作家の非常に精緻な版画や、榎忠の金属造形。あと、すごかったのが
「ドローイング新聞」。新聞紙を実物大の紙にきっちりと模写を何枚も何枚も。
すべての記事の細かい活字も大きい見出しも写真も地図もすべてきっちりと
本物そっくりに鉛筆で描く。すげえ。全くメッセージ性はない記事。何のために
そんな気も狂わんばかりの作業をしているのか。
おまけにこの作者は全長17メートルの金網も実物大で本物そっくりに描いている。
何のために。何のためにかはわからない。そもそも何のために絵は描くのかなんて
わからないし、何のために生まれたり生きたりしているのか分らないながらも
そこはそれ、頑張って生きているし描いているしそれを見ているし。