やっぱり良さがわからん

キャッチャー・イン・ザ・ライ

キャッチャー・イン・ザ・ライ

今更だけどこの村上春樹訳を読んだ。
私は前訳の「ライ麦畑でつかまえて」は20代になってから読んで
どうしてこれが感動するとか言われるのかわからなくて、
どうなのよ、こういううっとおしさっていうのは、自分の中にすでに当然
充分にあるわけで、それを他人様のぶんまで見せられてさあどうだい若者の
この鮮烈なとか言われても、って思っていて
そのへん村上さんに聞いてみようとこれを読んだのでした。
やっぱり分らなかったよん。
ただね、ライ麦畑で遊んで崖から落ちそうになった子を黙々と捕まえてる
大人になりたいっていうところは、昔はスルーしてしまったんだけれど
今回そこだけはちょっと泣けた。