ものごとには終わりがある

早朝に実弟から電話があった。
父親が急変で病院に呼ばれ、そしてすぐに亡くなったという。
うーむ。
父は5年生存率は「手術すれば2%。しなければ0%」という病気で
その手術をしてから6年近く経過していた。
一両日中にも死亡かという状態は何度もあったが、
ちょっと今日とは思っていなかった。急いで向かう。


霊安室から病院のスタッフの皆さんに丁寧に見送られた。

そしてすぐに葬儀の打ち合わせが始まる。
父親の生前の言動からして、葬儀でお坊さんを呼んでお経というのは
絶対に希望しなかったであろうというのが、家族の一致した見解。
家族のみで無宗教でやることになる。


父親の性格からして、自分の葬式について自分の意見を主張していないはずはない
という確信のもとに、家のパソコンを弟達と調べたところ
「死後に開く」というフォルダーをすぐに発見。
「葬儀手順」というファイルがあり、やはり坊主・お経・香典・献花等は不要と
書かれていた。母親も「やっぱりそうね」とうなづく。
その他いろいろも書かれている。