水族館劇場はみんな見るといいよ

駒込のお寺の境内の特設劇場「黒の牙城」にて
水族館劇場Noir永遠の彼方に」の公演がされている。
昨年もここでやったそうですが、私は水族館劇場は今回が初。
これは良いものを観た。もっと知人とかさそっていけばよかったと思う。
これはみんな観れば良いよ(好きそうな人は)。


駒込大観音の境内に不思議な形でそびえる大きなテントの芝居小屋。
テントの外にはあやしい古い小さな写真館が作られ、この場所から
野外での芝居が始まり、やがてテント内に移動。
テント内では大道具がこれでもかの動きをする。火薬臭い。
舞台上での水の使用量は実に大量。ハンドメイドなスペクタクル。

芝居の内容とか雰囲気は昭和のアングラ芝居好きだった人には
すんなり馴染めるはずだ。炭鉱・朝鮮・堕胎・暗闇・夢・・・
そういう芝居に懐かしや親近感があってもなくても
とにかく力技で次々と驚きの仕掛けで押し出される勢い。

芝居ってやっぱり面白いなあ。人間が集まって作るものだなあと思う。
昨夜の公演中にセットの一部が一瞬軽く崩壊しかかって
客席から、ああーっとどよめきが起きたが役者の機転で芝居続行。
ほんとに千秋楽まで大雨も強風も無く劇団の皆さんが安全に公演できることを
心から願います。慣れているんでしょうけれどもね。

テント小屋の入り口方向からの写真。ぼけぼけ。