地中美術館


草間弥生さんの黄色かぼちゃの後ろに少し見えている建物が地中美術館
これはすごい。安藤忠雄作の美術館自体がすごい。


建物がほぼ地中にありながら作品を自然光で見せる。
今さらモネの睡蓮の画を見て、これほどまでに驚くと思わなかったよ。
部屋にさす光の変化で絵が生きている。

ウォルター・デ・マリアの部屋もね、もう異界。

コンクリートの階段状の部屋で見る磨き上げられた大きな球体の石。
これはね、なんていうか、宗教体験。
コンクリートの直線と球体石の存在感は、思わず拝みたい欲求が湧く。


そしてジェームズ・タレル
この作品のすごさは、実際に現地で体験する以外には知る方法が無い。
写真で見ても全く想像がつかない。
まず、入った部屋の正面の壁に大きな四角形。
壁に塗料が四角く塗られているのか、くぼみなのか、光なのか
すぐそばでじっと見たって何なのかさっぱり分からない。
しかし、係りのお姉さんのガイドでその世界に実際に入って行ける。
その光の中を歩く。ここは非現実か未来か宇宙か幻想か。

もうひとつのタレルの部屋は天井の四角い穴から空を見上げる。
空なんてどこからでも好きに見上げてろよ何入館料払って空見るってのは、
とか言わないように。このコンクリートの部屋から見る空の美しさは、
実際に体験すれば分かるんだよう。(感動のあまりなんか自分の言ってることが
宗教の勧誘っぽくなっている気がする)
曜日限定の日没のプログラムに参加できず残念。





ウォルター・デ・マリアはアメリカで広い土地に避雷針をたくさん立てて
実際に雷を呼ぶ作品など作っている人だという
ランドアートと環境アート