なんて頑張りやだ

保健室に来た子から、以前に骨折したときの話を聞いた。
バイオリンのレッスン中に自分の指からペキッという音がして
とても痛かったけれど我慢して最後まで弾いた。その後更に痛みが
増したので受診したら骨折していた。幼児の頃からバイオリンを始めて
その頃には毎日長時間熱心に練習していて、弦を押さえる指の骨が
疲労状態になっていて、ついに骨折してしまったという。
そしてその後も今も大切に楽器を持ち歩いて猛練習の毎日が続いている。
とてつもなく頑張っている。人間そんなに頑張って大丈夫なのか。
でも頑張りたいという本人の強い意志。
ちょっとしたアクシデントで足にケガをしたのだけれど
それでもレッスンは休みたくないと言う。
頑張りたいんだ。
おばちゃん、そういう厳しい世界のことがよくわかっていないけれど
休んじゃえば、とか余分な事つい言っちゃったりするけれど
湿布の交換とか包帯とかは手伝うから
保健室にはほんとに気軽に寄りなさいねと思う。
でももうこの仕事の契約終わるんだ。さびしいなあ。