東大駒場博物館にはこんな虫がいた

東大駒場博物館の2階では小さい部屋にこんな展示があった。
フラッシュ無しなら撮影可。

普通に立派に育ったウツボカズラの鉢植えの展示。



南方の島国の容量2リットルほどのウツボカズラ
中から野ネズミの骨が見つかった事もあるそうだ。
これはこの袋の部分だけを切り取って茶色く乾かしてあった。




そして、とても楽しいのがこれ。
3個の飼育ケースにそれぞれ1匹ずつ、擬態の昆虫が飼われている。
ちゃんとね、生きているよ。控えめに動いていた。
一緒にケースに入れてある枯葉や植物とそっくりで、
最初に見たときは昆虫はいないのかと思っちゃったよ。



メダマカレハカマキリ
薄く写っている触覚。触覚を見つけても胸は、胴はどこなんだと
枯葉のを凝視して探してしまう。
背中は水平に小さな枯葉が置かれた形になっている。
胴は巻かれた枯葉のよう。脚は枯葉の葉柄みたいだよ。




ヤリカマキリ
芝生みたいな細い草そっくり。
触覚の付け根と、胴に赤みがあるのでやっと存在に気付いた。
脚も体も細い。



ハナビラカマキリ
体もカマも脚もすべて全体が薄いピンク色で、これは蘭の花そっくり。
この写真ではアタマを下側に向けている。
脚が平らに広がっている形で、本当に花びらみたい。
お尻の先を自分の背中につくんじゃないかと思うほどに
折り曲げるように持ち上げて、それをゆらゆら動かしていた。


3匹ともじっと観ていると触覚とか微妙に動かしているし
ゆっくり見ていても飽きないよ。
ハナビラカマキリが脱皮したときの抜け殻も展示されていた。



こんなびっくり昆虫の標本もあった。