そういうセットにはならんと思う

娘はどこで得た情報かわからないが
ドストエフスキーの『悪霊』はそのうち亀山郁夫の新訳が出る、という。
そしてニヤニヤしながら
「そうしたら『悪霊』ブームが来て、本屋の平台に『蟹工船』と
 Befor/Afterって感じでセットで並ぶんだよきっと。」と言う。
そんな夢も希望も無い組み合わせを考える10代って何なのよ。
「悪霊」なんてねちねち語るのは、オレも昔はナントカだったんだとか
思わせぶりに語りたがるうそ臭い団塊世代にでも預けときなさいよ。
社会と若者っていうのはね、せめて気持ち的なところだけでももっとねえ、と
ちょっとキイーと来る自分を説教くさい年寄りだなあと思う。
    蟹工船・党生活者 (新潮文庫)悪霊(上) (新潮文庫)
    befor      after  やっぱりこれは許さん。