席替えで動揺

相変わらず、通常程度の事務能力の人と比べて私はなんかもう
ヒトっていうより亀なんじゃないか、
又はいつぞやのカタツムリのたたりなんじゃないかと
そんなどんよりどよどよな速度のままで入力仕事をしているわけですが、
職場内でのちょっとした席替えがあって
いやもうなんか心理的にも余力ナッシングな状態のところにですね
私の向い席に20代の超さわやか好青年降臨ですよ。
もうどうすれば良いというんだろうね。
普段わりと馴染みのあるような、変人とかちょっとした変態とか困ったさんとか
そういう種類の人じゃ全然なくて、もう本当に世間の100人にきいたら全員が
好青年認定するような、一点の曇りもないそつのなさ
すっきり笑顔はきはきしたもの言い親切穏やか仕事しゃきしゃき。
そばにいるともう、あたしなんか生まれてきちゃってごめんなさいねっとか
鬱屈した感じに心が弱っているからさ最近の私ってば。
おばちゃん呆然としてしまっているところに、その好青年に
「むさくるしいでしょうがよろしくお願いいたします」なんて完璧な笑顔で
颯爽と挨拶されちゃって、「ああ、こちらこそもごもご」とか口ごもったら
他の人に「どうします?こんなイケメンが向かいですよ」とか、ふふふって感じで
言われて、つい「ふへへ」なんて私もうやっぱりきもいおばちゃんだよこれじゃ。
無能なうえにきもいよ。すまないね。ふふーんだ。