エントロピー!ネゲントロピー!

平沢進ライブPHONON2551東京キネマ倶楽部2日目
金曜日の仕事の後にライブに本当に行けるのかと同情をひこうとするような
日記を書いていた自分だが、実は土曜日の分のチケットも買っていたのであった。
だって2日間とも絶対に行きたかったんだもん。
節度のないおばちゃんです。てへっ。
昨年のPHONON2550に続いて、土曜日のライブには娘も同行。


2日目はね、ヴァーチャル・ラビットもやった。
年齢高めの客の多くが「ハイ!ホー!」の合いの手に自然に力が入ったのではないかな。
なんか平沢ソロ初期のこういう曲って、やっぱり元気で明るくて楽しいな。


そしてこの2日目の放電バリバリ新楽器 The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60 での
「夢見る機械」は、前日よりも客の「待ってましたー!」感が強く
師匠のシャウトの際にはサッと挙手をする者が多数。
しかし、曲の途中でテスラ・コイルが沈黙してしまった。
再び曲の始めからやりなおし。この素晴らしい演奏がライブで1・5倍見れるんだもの
むしろ客には嬉しい。
再び始まった「夢見る機械」。
エントロピー!ネゲントロピー!磁場をぬって走れ 八百万の神超えて〜」
このとき客たちの多くはテスラ・コイルと平沢さんに挙手をしながら
念も送っていたと思う。念っていうか、LOVEか。


大満足のライブ。
アンコールの「パレード」の演奏が終わり、会場が明るくなってからも
大多数の客は帰らず長く手拍子を続ける。
平沢さんの「せっかくスタッフが渋いブルースをかけてくれているのに。
さっきの放電でタイムスリプしたのだから(中略)帰りなさい。」の言葉を聞いて解散。
娘は「あれだけ長く客が粘っていたのは、帰れって言ってもらいたかったからなの?」
と私に聞く。そうなんだよ。みんな平沢さんに「やかましい。帰んなさい。」とか
言って欲しいんだよ。ニヤって突き放されて安心するのね。



SP-2

SP-2

会場で購入。
この件については生暖かく距離を置いて拝見していたが
これだけの写真を師匠自ら撮って一冊書き下ろしたとなれば買って読まざるを得まい。