この部屋を見られてしまったのか

仕事は早退して息子(中2)の個人面談。
息子と私と担任の先生で。


そこで私は初めて驚きの事件について知ることとなった。


中学生達に職業の経験をさせようという企画が市内でここ数年続いていて、
先月、息子は友達とともに地元の乾物屋さんで5日間の実習をした。
乾物屋さんに暖かく受け入れていただいて順調に実習できたと
そこまでの話は私も大雑把に息子からきいていた。


しかしある事件がその実習期間中に起きていたという。


ある朝、実習先に一緒に行こうと息子の友達がうちに迎えに寄ってくれたが、
我が家の玄関の戸は開け放たれたままで、電気もついたまま。
友達は不審に思いながらもを息子の名をしばらく呼んでくれていたが
何の応答も得られぬままで、あきらめて1人で実習先へ。


しかし、予定時刻を過ぎてもその乾物屋さんには息子はあらわれない。
中学校に連絡が行き、自宅の電話は誰も応答せず
なにがあったのか心配した担任の先生が
うちの自宅まで見に来てくださったそうだ。
息子を呼びながら開いていた玄関から室内に入り、
1階が無人であることを確かめ2階を捜索。
2階で自室ベッドで布団をすっぷりかぶって爆睡中の息子を発見し
揺り動かして起こし、実習先に送ってくれたという。


私のあとに夫か娘が家を出るとき、戸を開け放ったまま行ったらしい。
そしていつもながらの、服も本も煎餅も画材もゴミも
乱雑混沌のきわみの我が家、悪夢のような娘の汚部屋、
ぐちゃぐちゃな息子の部屋などを
20代理系サブカル系男子な先生にごらんいただいてしまったのよ。
先生は「もしや恐ろしい緊急事件で息子が倒れたり死んだりしているのでは」
と、とても心配して勇気振り絞っての突入。
もうね、息子が卒業するまで、私は中学校ではずっと
低姿勢で生きていこうと思う。


息子、こういうの2回目だ。
中学校入学した最初の中間試験の初日にもあったなあ。
もうそんなん毎年やるんじゃないよ。恥ずかしすぎるよと私は嘆いたが
息子は「ああ僕、恥ずかしいってあんまりよくわかんないんだよ。」とか言ってる。


あと、各教科の先生方からの息子へのコメントをきいた。
不得意科目の英語の先生からは
「授業の理解は不十分だが、ほのぼのしていてクラスの雰囲気が良くなる」という
評価をありがたくいただいた。